同じお酒の量を飲んでも違うのは何故?

お酒は強い人と弱い人がいますし、同じ種類同じ量を飲んでも二日酔いになってしまう人ならない人がいます。
このような個人差があるのは、実は遺伝も関係しています。
と言っても、お酒に強い体質や二日酔いにならない体質が遺伝するのではありません。

お酒に関しての遺伝というのは、ALDHというアセトアルデヒド脱水素酵素の活性の能力にあります。

もともと民族ごとにアルコールに働く遺伝子が違うのですが、日本人などモンゴロイドの民族はアルコールに弱い遺伝子を持っています。

これはアセトアルデヒド脱水酵素の活性能力に関係する遺伝子で、この遺伝子の割合によって酵素の活性が強い人と弱い人、そして不活性の人がいます。

アセトアルデヒド脱水素酵素の活性が強ければ、アルコールの代謝速度が高いのでお酒に強く、二日酔いにもなりにくいです。 一方、例えアセトアルデヒド脱水素酵素がきちんと分泌されていても、活性が弱いと代謝速度も遅くなるためお酒に弱く、しかも二日酔いになりやすいのです。
不活性の場合はアセトアルデヒド脱水素酵素がまったく働かないため、お酒が飲めません。

つまり、アルコールに弱い遺伝子の割合が多いと活性が弱くなるので二日酔いになりやすい体質が遺伝してしまうのですね。

遺伝する割合は人によって異なりますが、もし親や兄弟が二日酔いになりやすい場合は、同じ割合の遺伝子を持っている可能性がありますから、自分も二日酔いになりやすい体質かもしれません。
ただし、100%同じ割合ということはありませんし、両親のどちらかがお酒に強いのであれば、そちらの遺伝子を引き継ぐかもしれません。

と言っても、弱い遺伝子も引き継いでいるので、お酒の飲みすぎには注意した方がいいですね。

例えお酒に弱い人でも毎日飲めば強くなる、と言われますが、弱い遺伝子の割合が多いと強くなることはありません。

遺伝でお酒が弱い場合は無理をすると急性アルコール中毒などの危険性があるので、絶対に無理をしないようにしましょう。